













令和8年4月1日から妊婦さんに対するRSワクチンが定期接種となります
RSウイルス感染症は、生後6か月未満の赤ちゃんで重症化しやすく、肺炎や無呼吸、急性脳症なども引き起こすことがあります。
日本では年間12-14万人の2歳未満の乳幼児がRSウイルス感染症と診断され、そのうち3万人が入院を要しています。基礎疾患のない正期産のお子さんも多いです。
RSウイルス感染症に対しては、対処療法が基本で有効な治療薬はありません。そのため、予防が重要となります。
このRSウイルス感染症に対して、2024年に妊婦さんが接種することで赤ちゃんを守るRSウイルスワクチンが認証され定期接種となりました。
このワクチンを妊婦さんに接種することにより、RSに対する抗体が母体で作られ、その抗体が胎盤を通して胎児に移行し、出生後の乳児をウイルスから守ります。
その効果として、生後6か月までのRSウイルスによる下気道感染症を減らすことが確認されています。
国際試験では、重症のRSウイルス感染症を最大約80%減らす結果(※1)が示されています。
接種は妊娠24~36週で行われますが、より効果的と考えられる28~36週での接種が推奨されています。一回0.5mlを筋肉内に接種します。
赤ちゃんを守るための新しい選択肢です
RSウイルスには有効な治療薬がなく、予防がとても大切です。
妊婦さんへのワクチン接種は、生まれてくる赤ちゃんを守る有力な方法として期待されています。
接種をご希望の方や、詳しく知りたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。
(※1)Kampmann B,et al.Bivalent Prefusion F Vaccine in Pregnancy to Prevent RSV Illness in Infants. N Engl J Med 2023;388:1451-1464.